《エコバッグの海外事情》
「エコバッグ」の概念そのものは、エコ先進国のドイツが発祥…
と語り始められることが多いものです。
ところが近年の海外では、大手スーパーや小売店が
それぞれに独自のエコバッグを販売し、人々の暮らしに
すっかり浸透するまでになっています。
スタイリッシュなデザインから、店舗ロゴだけを印刷した
実用主義のものまでいろいろですが、特にヨーロッパの街中では、
何かしらのエコバッグを普段から持ち歩く人々がよく見られます。
《お国柄を表わすエコバッグのデザイン》
フランスのカルフール、イギリスのテスコなどの大手スーパーが
自社ブランドとして販売しているエコバッグは、水濡れに強いビニールなどの
素材で、縫製のしっかりした造りが特長です。
特にカルフールをはじめとするフランスのエコバッグは、
思わず欲しくなるおしゃれさに圧倒されますが、
デザインが頻繁に変わるのは、飽きさせない工夫でしょうか?
英ロンドンは、トレードマークのてんとう虫を配した
テスコの素朴なエコバッグであふれているとか…。
《NYっ子はブランドが大好き》
米ニューヨークの有名百貨店「ブルーミングデールズ」のように、
従来の紙袋そのものがステイタスシンボルになるといった事情を考えると、
その紙袋をかたどったビニール製のバッグが人気を集めることも納得がいきます。
そのようにブランドに関心が高く、ちょっと見栄っぱりなNYの人々ですが、
何かがブームになったときの反応の速さも世界一です。
最近は、食料品店だけでなく、アパレルやジュエリー、
インテリアなど様々なブランドが独自の商品を企画しており、
中には他の企業とのコラボレーションでレアな限定品を発表するなど、
エコバッグをビジネスにつなげるしたたかさも見えます。
セレブの愛用が話題になることも、NYならではの現象ですね。