《環境ラベル・エコマークとは》
エコマークは、様々な製品及びサービスの中で、
生産から廃棄までの全サイクルを通じて環境負荷が少なく、
環境保全に有益と認められたものに付与される環境ラベルです。
このマークを通じて、消費者が環境意識の高い商品を選んだり、
関係企業が環境に対する改善努力を推進し続ける社会を作ることを
目的としています。
エコマークのデザインは、「私たちの手で、地球を、環境を守ろう」
との願いを込め、地球(Earth)と環境(Environment)のイニシャル「e」と、
人間の手が地球を包み込む様子を表現したもので、
1988年の一般公募による作品がベースになっています。
《2つのISO規格が運営の両輪》
エコマーク事業の運営母体は公益財団法人日本環境協会で、
運営は国際標準化機構のISO14020(環境ラベルおよび宣言・一般原則)、
ISO14024(環境ラベルおよび宣言・タイプⅠ環境ラベル表示・原則および手続き)
の2つの規格にのっとっています。
これらは「自主的で多様な基準に基づいた、第三者機関によって
ラベル使用が認められる制度」を指しています。
2012年には、タイプⅠ環境ラベル運営団体で組織する、
世界エコラベリング・ネットワークの監査システムである
GENECIS認定を受けました。
これは、認定基準の査定方法や組織体制の運営が、
ISO14024規格を遵守しているとの評価を得た証です。
《エコロジーの心を共有しよう》
エコマークの認定商品は、非常に多岐にわたります。
例えば、おなじみの文房具や制服から、建築資材、土木製品、
エンジンオイルといったものにも認定商品があります。
カプセルボックスのエコバッグには、現段階では残念ながら
このエコマークは付いていません。
しかし、繰り返し長く使い続けることで、資源やコストの無駄使いを抑え、
結果的に立派なエコロジーの実践になることは事実です。
一人ひとりの小さな心がけが集まれば、地球環境を破壊から救う
大きな大きな手となり得るのです。