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● エコバッグのはじまり

《「お買い物カゴ」も今は昔…》
一般消費者の暮らしになじみつつあるエコバッグですが、
その歴史は1990年代に入ってからの「マイバッグ運動」に
端を発しているという説があります。
レジ袋が無かったその昔、1950年代ごろまでの日本では、
買い物には「買い物カゴ持参」のスタイルが一般的でした。
商品はお店で包んでもらってから自分のカゴに入れて持ち帰る、
豆腐は豆腐屋に鍋を持って買いに行くのが当たり前で、
プラスチックのゴミなどはほとんど存在しない社会だったのです。

《オイルショックが転機に》
70年代に入り、高度経済成長が進むにつれ、丈夫で安価な
ポリエチレン製のレジ袋が急速に普及しました。
しかし1973年のオイルショックを経て、石油資源のムダ遣いを
見直す消費者運動や、増え続けるゴミ問題などをきっかけに、
買い物に専用布袋の試験導入や、レジ袋の再利用促進などの
啓発活動が徐々に盛り上がっていくことになりました。

《温暖化問題と共に成長》
1990年代の初め、ドイツで普及していた布製エコバッグが日本に紹介され、
続いて大手スーパーなど量販店がエコバッグの販売を開始。
レジ袋の辞退者にポイントを還元する割引サービスが展開され、
マイバッグ運動=レジ袋削減運動のイメージが定着しました。
その後、温室効果ガスによる地球温暖化への世論の高まりを経て、
大手スーパーではレジ袋の無料配布を中止したり、エコポイント制の
試験的導入など、店舗と消費者の仁義なき「レジ袋戦争」は
今後も当分は続くと見られます。
これに並行して、マイバッグ運動も着実に浸透し、今日の日本では
おしゃれなデザインや色・サイズのエコバッグ製品を数多く見かけることが、
日常の風景となっています。

 



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